DFree、介護施設のDXを支援する新規事業を開始

第一弾として福丸の新施設「福楽夢」で、テクノロジーの運用・改善を担う「見守りセンター」を共同設計 複数施設への展開を見据えた運用モデルに

(上段)「福楽夢」完成予定図、(下段左)「見守りセンター」イメージ図、(下段中・下段右)施設内イメージ図

DFree株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中西 敦士、以下「DFree」)は、排泄予測デバイス「DFree」で培ってきた介護現場へのテクノロジー導入・運用のノウハウを活かし、複数の介護テクノロジーとデータを活用して介護施設全体のDXを支援する事業を、新規事業として開始しました。機器の選定・導入から、必要に応じた業務システムの開発、テクノロジーを運用・改善し続ける組織体制の設計までを一貫して支援することが特徴です。

第一弾として、株式会社福丸(本社:京都府木津川市、代表取締役:福井 温子、以下「福丸」)が2026年11月1日に開所したサービス付き高齢者向け住宅「福楽夢(ふくらむ)」において、2026年3月から福丸とともに開所に向けた検討を重ねてきました。その中核として、複数の介護テクノロジーからの情報を一元的に扱い、運用・改善を専任で担う新部門「見守りセンター」を共同で設計・構築し、開所とともに運用を開始しました。見守りセンターは、将来的に複数の施設を横断して支援できる運用モデルとして設計しています。

背景

介護人材の不足が続くなか、見守り機器をはじめとする介護テクノロジーの導入は広がっています。一方で、導入後の運用の定着や改善にまで手が回らず、機器の一部の機能の活用にとどまる、得られた情報を日々のケアの改善に活かしきれない、蓄積されたデータを十分に活用できない、といったケースも見受けられます。負担を減らすはずのテクノロジーが、本来の効果を発揮しきれていない場面もあります。


その一因として、機器そのものよりも、テクノロジーを運用し、改善し続ける「担い手」と「体制」を施設の中に確保しにくいことがあると考えています。


DFreeはこれまで、排泄予測デバイス「DFree」の導入・運用支援を通じて、介護現場にテクノロジーを定着させることの難しさに向き合い、そのノウハウを蓄積してきました。この知見を活かし、単一製品の提供にとどまらず、複数の介護テクノロジーとデータを活用して施設全体のDXを支える領域へと、事業を広げます。

新規事業の内容

DFreeは、介護施設に対して次の支援を一貫して提供します。いずれの支援にも共通するのは、テクノロジーやシステムを「導入すること」ではなく、「現場で使われ続けること」を重視している点です。新施設の開所時のように、業務や組織体制をゼロから設計できる段階から参画できることも特徴です。

1.構想・業務設計:DX化のビジョン策定、日勤・夜勤の業務フローの棚卸し、職員の役割分担の設計

2.テクノロジーの選定・導入:施設の理念・運営方針と業務設計を踏まえて必要な機能を定義し、特定のメーカーに限らずカテゴリごとに製品を比較、導入判断基準を設けて選定

3.運用体制の構築:テクノロジーの運用・改善を担う専任部門(見守りセンター)の設計、現場との役割分担、導入前後の業務設計

4.現場の運用に即したシステム開発:既製品では対応しきれない業務について、必要に応じて、施設のこれまでの運用に合わせた業務効率化のためのシステムを開発。職員の方が無理なく使い続けられることを重視し、現場の声をもとに段階的に改善

5.データ活用による改善:蓄積されたデータを、ケアや業務の見直しに活かす仕組みづくり

「見守りセンター」の特徴

見守りセンターは、施設内に専任スタッフを置くだけでなく、テクノロジーを使いこなし、改善し続けるための運用モデルです。

1.施設の理念・運営方針から逆算した仕組みづくり:機器を個別に選ぶのではなく、福丸が掲げる理念や運営方針、目指すケアの姿を起点に、上流工程から見守りの仕組みを企画・設計しました。そのうえで、業務設計と一体で機器構成を決め、居室の見守りカメラ・センサー、共用部の見守りカメラ・ロボットなど複数の機器からの情報を、見守りセンターで一元的に確認できるようにしています。

2.現場職員との明確な役割分担:見守りセンターは、情報の確認と状況の変化の把握、現場への連携、機器の運用の定着と使い方の改善を担います。現場の職員は、ご利用者への直接的なケアにより多くの時間を充てられるようにします。

3.データを改善につなげる:蓄積されたデータを振り返り、ケアや業務の見直しに活かすサイクルを回します。

4.複数施設への展開を見据えた設計:役割分担や業務手順を、特定の施設に依存しない形で設計しています。将来的には、一つの見守りセンターが複数の施設を横断して支援する運用も視野に入れています。

第一弾:福丸「福楽夢」での取り組み

「福楽夢」では、全居室に見守りカメラ・センサーを、共用部に見守りカメラ・ロボットを導入しました。これまで現場の職員が日々のケアと並行して担ってきたテクノロジーの運用を、新部門「見守りセンター」の専任スタッフがコアチームとして担い、職員の負担軽減と、ご利用者・ご家族の安心・安全、ケアの質の向上の両立を目指します。DFreeは、福丸が掲げる施設づくりの構想を、組織体制・業務・機器の面から具体化する役割を担っています。

今後の展開

DFreeは「福楽夢」を先行モデルとして、開所後の運用成果を検証します。その結果をもとに、他の介護施設への展開と、運用で蓄積されるデータを活用したサービスの事業化を目指します。排泄ケアで培った知見と組み合わせながら、介護テクノロジーが現場で確実に活かされる仕組みを広げ、介護を受ける方・介護に携わる方双方の負担軽減に貢献していきます。

代表者コメント

DFree株式会社 代表取締役 中西 敦士

DXはあくまで手段です。私たちが目指すのは、スタッフの皆様が『人に寄り添う温かいケア』に存分に注力できる環境をつくることです。

10年近く介護現場と泥臭く向き合ってきたDFreeだからこそ、単なる機器の導入にとどまらず、現場で使われ続ける運用体制そのものを創り上げます。福丸様との『見守りセンター』を起点に介護業界全体の課題を解決し、世界に先駆けた介護モデルを、日本の現場から確立してまいります。

株式会社福丸 代表取締役 福井 温子

11月1日に、福楽夢を開所できることを嬉しく思います。「福丸」という社名には、『まるっとみんなが幸せになるように』という思いを込めています。福楽夢は、その思いを形にした施設です。この構想の実現に向け、見守りセンターの設計や運用体制づくりにご協力いただいたDFree様に、心より感謝申し上げます。

ご利用者さま、ご家族、現場で働く職員など、関わるすべての人が安心して過ごせる場所を、見守りセンターという新しい仕組みとともに育てていきます。

新施設の概要

施設名福楽夢(ふくらむ)
所在地京都府木津川市梅美台1-6-1
開所日2026年11月1日
施設種別サービス付き高齢者向け住宅
定員47床

会社概要

DFree株式会社所在地:東京都港区
代表者:中西 敦士
設立:2015年
事業内容:排泄の悩みや負担を軽減するソリューション『DFree』の
企画・開発・販売、介護施設のDX支援
URL:https://dfree.co.jp/
株式会社福丸所在地:京都府木津川市
代表者:福井 温子
設立:2012年
事業内容:介護施設の運営管理
URL:https://fukumaru-kaigo.com/

当社プレスリリースはこちら

https://www.value-press.com/pressrelease/383210